my DELTA Life

Lancia Delta との日々をつづっています。 現在はメンテナンスやモディファイが中心になっています。

2016年02月

クランクジャーナルの真円度ですが、まだやってます((笑)

そもそも、真円度ですが、1つの課題と、1つ疑問がありましたが解決で進んでます。

課題は、クランクキャップをボルトで締め付ける前と後で、真円度が微妙に変わってしまうので、締め付けた後に真円度がでるように、締め付け前にセットすることです。

それで、どれほどまでが許されるか?という疑問がありました。
機械に詳しくないんですが、公差ということで、クランクジャーナルでは定義がありました。
使うのは、真円度と円筒度です。
下記のサイトで、そういう公差の定義があるのを知りました。

別のあるサイトで載ってたんですが、クランクジャーナルの公差は、真円度は0.005mm、円筒度は0.01mmのようです。

今日締め付け後を見越して、仮締めはどの程度でセットすれば良いか、2つのキャップだけですが、分かってきました。

画像のメモは、締め付け後の実測結果ですが、締め付け前仮締め値はある程度分かり、同じ要領で残り3つも進めます。
公差とメモ画像の実測から出した比較です
 真円度公差0.005mmに対して 実測0.0025mm
 円筒度公差0.01mmに対して 実測0.004mm
となり、スペックには入りました。

モチベーション下がったり、寒くて能率上がりませんが、暖かくなってきたのが救いです。。。
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この前の2/7の日曜に測ったコンロッドメタルの測定値ですが、斜め左右の値が0.01程差があり均一でなかったので、組み方がまずいのか調べてやり直ししました。

コンロッド側には溝があり、そこにはまるようにメタルには爪があります。
メタルはコンロッドに張力をかける為、下の説明画像のようにクラッシュハイトという若干突き出していて、片方を面一にして組みますが、あるところで見つけた情報から、爪の無い方を突き出して組んでました。。。

これは逆で、爪があるほうを面一にし、何もない方を突き出し、組み直したら、ちゃんと上下、左右斜めクリアランスが均一になりました。

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下の写真上段は、爪がない方を接写し、よく見るとコンロッドの半月割れ目から微妙に片方に食い込んでます。
写真下段はコンロッドにメタルを組んで赤丸が接写した爪の無い方で、逆側の内側が写っている方が爪のあるほうです。

日曜では、半月のメタルの片側に張力がかかってしまい、それで均一にならなかったようです。
まだまだ修行が足りません(笑)

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クランクハウジング/キャップの真円出しが見えたので、次はコンロッドにメタルを装着し内径測定です。
写真ありませんが、寒いので作業台を部屋に入れて、トルクレンチ/バイスと格闘してました。
あと、室温は20度くらいで測定誤差があまりなく、良かったかも。

昨年11月頃か、一つだけサンプルで測定して、スペックに入ってたんですが、今回は本番装着の前提で、全メタルとコンロッド4つを組合せての測定です。

メタルを嵌めてコンロッドの4つの内径
 50.830mm~50.835mm
クランクシャフトの太さとの差異を加えると、0.044mm~0.047mmとなり、だいたいスペックの中心値になり、一安心です。

画像の通り、コンロッドの上下に加え、左右斜め45度と、90度も測定しました。
斜め45度は、片方が狭く、もう片方は広いといったコンロッドもあり、均一でないのがあります。
90度の赤文字は値が大きいですが、わざと内径が広くなるように、メタルの端は薄く作られているようです。

🐢亀のような進み方ですが、この先ヘッドのカム調整など。。。まだまだ作業があります(^-^;

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メタルの厚み測定です。
何度かやってますが、測定の安定感がなく、今回は別の用途で入手したステンレス板を下に敷いてやってみました。
繰り返して測定すると誤差が出るんですが、少ないので安定して測れる気がします。

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