my DELTA Life

Lancia Delta との日々をつづっています。 現在はメンテナンスやモディファイが中心になっています。

2015年07月

分解途中から全然写してなかったシリンダーブロックです。

ウォーターラインの錆が気になってまた落してたんですが、これでもう良いって感じになりました(笑)

上面は最小限で、0.2mm削られてます。
圧縮比は、少し厚めのガスケットにして、8.4くらいに抑えるつもりです。

毎回同じこと言いますが、今日はさすがに暑すぎて。。。退避してます。

イメージ 1イメージ 2

シリンダーブロックが戻ってきて、ボーリング結果が付いてました。
ピストンピンに垂直なC方向が、ピストン径やシリンダーボアの基準ですね。
上部から下部までサイズが揃ってます。

ボーリングの切粉が付着しててさっきまで外で洗ってたら、また熱中症になりそうな暑さです^_^;

イメージ 1イメージ 2

先週はブロックがまだ来なかったので、メタルをコンロッドに組んで内径を測定してました。
しかし、この前の記事のように、部品単位で測った合計ではオイルクリアランスはスペック内だったんですが、少々大きく、何でか分からずにいました。

ボアゲージ両端の圧力でメタルの表面が荒れてしまい、その厚み分が内径を増してしまったのかも? と思い調べてました。
コンロッドにメタルを組んで、その内径をボアゲージで測った値 = 50.86mm となり、クランクピンとの差が 50.86mm-50.788mm=0.072mm となり、オイルクリアランススペックの最大値0.057mmから外れてしまいます。 

そこで、もう一度クランクピンの太さや、メタルの厚みもマイクロメーターで部品単位で測ったら、その合計ではOKそう。
部品単位の値
コンロッド内径 53.910mm
メタル厚み最大値(中央が少々厚くなってます) 1.537mm
クランクピン径 50.788mm
オイルクリアランス計算 53.910mm-(1.537mmx2)-50.788mm=0.048mm
⇒オイルクリアランスのスペックは、0.033mm~0.057mmなので、0.048mmはパス

メタルは大きく4層で、内側のレイヤーについて調べると、 0.0005”-0.0008” の厚みとKingの製品カタログに記載がありました。画像のOverlyの厚みです。
最小値の0.0005インチは、ミリだと0.0127で、メタル2個分の倍で 0.0257mm になります。
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先ほどのコンロッドにメタルを組んで、ボアゲージ測った内径50.86mmから、この0.0257mmの差分を引くと、ほぼ部品単位の合計と一致したので、メタル表面が荒れてしまったのが原因のかもしれません。
計算 50.86mm-50.788mmを引くと、0.072mm
    これに0.00257(0.0127mmx2)をまた引くと 0.0463mmで、スペック内

測定誤差もあるかも知れないので、一応、-0.025のアンダーサイズも販売してたので、手に入れる事にしました。
ブロックにクランクシャフトを組んで、プラスチックゲージで測っった値を正としたいと思ってます。

クランクシャフトのメインとコンロッドの部分測定してみました。

マイクロメーターも何せ精度が高いのは価格も高価なので、精度はそれなりと思ってください。

コンロッド 内径 53.91
メタル厚み 1.537
クランクシャフトのピン 50.788

一応それぞれはクリアしてて、差引すると0.048なので、オイルクリアランスは規定内に入ってました。
風邪引いて体調悪いので、仮測定と思ってください。

イメージ 1

























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