my DELTA Life

Lancia Delta との日々をつづっています。 現在はメンテナンスやモディファイが中心になっています。

2015年04月

昨日の続き

今日は、実車を想定した画像を入れて説明します。

想定するのは、ランエボで可変カムです。
ブーストは1.7Bar、VEは6000回転で105%で、タービンはEFR7670です。

リンクです → 想定MatchBot

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※#3は4000でなく3500にしてます
イメージ 1





















ランエボ想定マップ
立ち上がりが3500でフルブーストと想定されます。
この想定は、別途赤枠の値でタービンの立ち上がりを確認する欄があり、その時に説明します。
イメージ 2
























今度はmyDELTAの想定で、ブースト1.3Bar、VEは6000では98%、タービンは7163です。

リンクです → myDELTA想定MatchBot

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イメージ 3






















デルタ想定マップ

イメージ 4






























どちらのコンプレッサーマップの横軸に青い実線がありますが、これはそのコンプレッサーの論理的風量最大値になります。
実際には、損失もあり7、8割控えめに見ていたほうがいいです。
その為、昨日の大よそとか、小さいコンプレッサーでは垂れるかも、というコメントを書きました。

実際にリンク先を突いてもらうと、分かりやすいと思います。

次回は、立ち上がりを確認する【Turbine Map 】について説明したいと思います。


これまで度々タービンのマップ画像や値を載せてきましたが、それだけではなかなか難しいと思いました。
僕自身も試行錯誤して調べつつ、なるほど、と思うことも多かったので、BorgWarnerサイトにある自動計算ツールの「MatchBot」を使って、少しそのへんを書いてみたいと思います。

まずは MatchBotサイト

画面を交えて入力する値や意味です。
茶色枠はエンジン構成ですね、デルタならSingleTurbo の 2Litterですね。
青枠は下段に値を読み取りたい回転数です。
赤枠ですが、これは少し説明します。
エンジンは効率の良い/悪い領域があり、 それをVE(Volimatric Efficiency)といい、値を%で表しています。
MatchBotのディフォルトでは、可変カムを想定し、6000以上は105%と徐々に値が大きくなっています。
デルタなど中速重視のカムや、ロングストロークなどでのVE値は、4000回転前後が100%程度と想定し、6000回転では95%くらいにとか下がると思います。
緑枠はBootですが、USなのでPSIで表現されています。求めるBarに14.7を掛けると変換されます。
 例:1.2Bar → 1.2x14.7=17.6PSI



イメージ 1





















ここまで入力すると、4段目の【Compressor Match】欄にあるコンプレッサーマップで、自身の求める回転数、ブーストとエンジン排気量にコンプレッサーがマッチしているか大よそわかります。

下の画像で説明すると、左側画像外径84mmの大きなコンプレッサーのマップです。コンプレッサーの大きさは赤枠内のプルダウンメニューで選択できます。
左側は赤のドットが下にはみ出ていますが、これは低回転ではマッチしてないと想定でいます。
右側は、外径62mmのコンプレッサーで、全ての領域で赤のドットが入っているので、マッチしている、と思いますが、一番右のドットが右端ギリギリなので、余裕がないのと、ブーストのタレが発生する可能性があります。

イメージ 2













意外と説明量が多いので、取りあえず今日はこの辺で、
その2に続きます。

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